美容医療は年々進歩し、選べる治療は以前よりはるかに増えています。
たるみ治療一つをとっても、糸リフトやフェイスリフト、ヒアルロン酸、高周波治療など、さまざまな方法があります。クマ治療やフェイスライン治療も同様で、一つの悩みに対して複数の選択肢が存在する時代になりました。
一方で、「自分には何が合っているのか分からない」という声を診察で耳にする機会も増えています。
このような時代だからこそ重要なのは、治療法の種類ではなく、お悩みの原因を正確に診断することです。
同じお悩みでも、原因は人それぞれ異なる
例えば、フェイスラインがぼやけて見える原因を考えてみます。
皮下脂肪が多い方もいれば、皮膚のゆるみが主体の方もいます。エラの筋肉が発達している場合もあれば、顎の形や輪郭のバランスが印象に影響していることもあります。
実際の診療では、そのどれか一つだけというケースは少なく、複数の要素が重なっていることがほとんどです。
クマ治療も同じです。
眼窩脂肪だけが原因ではなく、靱帯、皮膚の厚み、中顔面のボリューム、骨格など、さまざまな要素を総合的に評価する必要があります。
見えている症状だけで治療を決めるのではなく、「なぜその状態になっているのか」を考えることが、美容医療では欠かせません。
美容外科と美容皮膚科は競合するものではありません
「美容外科と美容皮膚科、どちらへ行けばいいですか」という質問を受けることがあります。
私の考えでは、この二つは選ぶものではなく、組み合わせるものです。
美容外科は、構造そのものを改善する治療が得意です。
一方、美容皮膚科は肌質の改善や皮膚の引き締め、赤みや毛穴の改善など、皮膚の状態を整えることを得意としています。
さらに、ヒアルロン酸やボトックスなどの注入治療は、それぞれ異なる役割を持っています。
どれか一つが優れているわけではなく、それぞれに適応があります。
患者様に必要なのは「どの治療が人気か」ではなく、「自分には何が必要なのか」という視点です。
診察ではお顔全体を評価しています
SAIGA CLINIC NAGOYAでは、お悩みの部位だけを見て診断することはありません。
皮膚の状態、脂肪の量、筋肉の動き、靱帯の支持性、骨格の特徴、加齢変化を総合的に確認し、お顔全体のバランスを評価します。
さらに、ライフスタイルやダウンタイムへの希望、今後どのような変化を目指したいのかといった点も治療計画には欠かせません。
同じ施術であっても、患者様によって適応が異なるのはそのためです。
必要以上の治療は行わないという考え方
美容医療では、多くの治療を組み合わせるほど良い結果になるとは限りません。
手術が最適な方もいれば、注入治療だけで十分な方もいます。
肌治療を継続することが最も効果的な場合もありますし、現時点では治療を行わず経過を見るという選択が適切なこともあります。
重要なのは、治療の数ではなく、その方に本当に必要な治療だけを選択することです。
SAIGA CLINIC NAGOYAが目指す総合美容医療
名古屋で美容外科や美容皮膚科をご検討されている方へ。
美容医療は、一つの施術だけで完結するものではありません。
だからこそ、SAIGA CLINIC NAGOYAでは、美容外科・美容皮膚科・注入治療を別々に考えるのではなく、一つの診療として捉えています。
私たちが目指しているのは、流行している施術をご提案することではありません。
お一人おひとりのお顔を解剖学的な視点から診断し、現在だけでなく数年後まで見据えた治療計画をご提案することです。
「シンプルに、本質的に、あなたらしく。」
そのために私たちは、治療の前に診断を大切にする総合美容医療を提供しています。
執筆者|SAIGA CLINIC NAGOYA院長 雜賀俊行